キンキー　レボリューション!!

お久しぶりです。今回は衛生士　藤野が担当させて頂きます。

最近観たミュージカルのご紹介を・・・。

現在、渋谷東急シアターオーブにて公演中の『キンキーブーツ』です。

ストーリーはイギリスの片田舎の紳士靴の工場の社長の家に生まれた主人公チャーリーがただ跡を継ぐのが嫌なだけで婚約者と共に不動産業を行うべく、ロンドンへ旅立つ。が、そんな矢先、社長である父親が急死。チャーリーは跡を継がざるを得なくなるが、工場へ戻ると、返品、在庫の山・・・。倒産寸前の状態の中、家族同然で働いてきてくれた従業員をどうすればいいのか？悩み果てているチャーリーはもう一人の主人公ローラととある場所で偶然出会ったことで、思いもかけないアイディアで工場の再起を目指すことに・・・。実はこのもう一人の主人公ローラは女性ではありません。女装でパフォーマンスをするドラァグクイーンだったのです。

ありのままの自分を受け入れること。価値観の違う相手も認め、受け入れること。そうした強いメッセージが心にビンビン響いてきます。この作品は本場ブロードウェイでトニー賞6部門受賞のショーです。歌も踊りも衣装も華やかで迫力があります。そして、何より使われている楽曲が良いのです。実はこのミュージカルの楽曲は全てシンディ・ローパーの書き下ろし作品なのです。シンディの曲により、このミュージカルのメッセージがより色鮮やかに伝わってくるのです。

私は2回この公演を観たのですが、やはりリピーターも多いようで、１回目よりも２回目の時の方が明らかに客席の熱量が上がっていました。１曲終わるごとの拍手、歓声の大きさ・・・、そして終演後は観客総立ちのスタンディング　オベーション、圧巻でした。

今週末で東京公演は終了ですが、淑女、紳士、そしてまだどちらとも心を決めかねている皆さん、（『キンキーブーツ』のセリフより）ご興味を持たれた方は是非ご覧あれ。